2011年5月20日

ビル・リバイバル!?

産経新聞で連載がはじまったり、「月刊ビル」の東京での取り扱いがはじまったり、最近色んな場所でビルについて話す機会が増えてきたりと、遂にビルの時代がやってきたか!?とすっかり色めき立つBMCですが、実は新しいビルにもそんな兆しが、というお話。

BMCではこれまで、しつこいくらいに「袖壁ビル」のことを紹介してきました。高度経済成長期のビルのひとつの典型として、大阪に限らず全国何処でも見出すことのできる袖壁をもつビル。




BMCの一人は大学の人間でもあり、今、ちょっと真面目に大阪の袖壁ビルのことを研究しています。
そんななかで気付いたことがあります。
実は2000年前後から、高層のオフィスビルに袖壁復活の兆しがみえるのです。
1970年あたりからこのかた、ビルが高層化してカーテンウォールが普及し、ビルはガラスやパネルでくるっと覆われ袖壁は姿を消すのですが、何故か2000年あたりから、9〜11階程度の中規模オフィスビルで、袖壁をもつビルが再び現れるのです。




なんででしょうね?
建築のビル回帰!?

とか言いながら、本人は1998年に袖壁ビルを設計しているのですが、なんでかは本人にもよくわかっていません。
研究課題です(笑)。

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