このところ「月刊ビル」を新聞やテレビなどで取材していただきました。
(なぜか一番詳しく書いてくれてるのはモンド不動産部長のブログ)
取材の度に「なんでこんなことやってるの?」と聞かれる訳ですけれども、
そりゃ「ビルが好きだからです」、なんですがそれだけではありません。
というか、それだけでは済みません。
カッコイイなと思っているビルが、何の評価もされずに壊されるのがイヤだから。
使っていないままに放置されていたりするのが勿体ないから。
まだ大量に残る1950-70年代のビル達に空室が多いことが、
『元気ない』と言われてる大阪のどまん中の物理的な空洞なのだから、
そこを楽しいことや楽しい人で埋めれば、どんな意味でも大阪は元気になる、
と思っているから。
それに尽きます。
こんな渋いビルが好きな人が使うにはどうしたらいいか、
こんな渋いビルを持ってるけどガラガラで困ってるオーナーはどうしたらいいか。
その一つ一つはケースバイケースで、
なぜこのような状況になっているかは判ってきたけれど、
こうすりゃOKという特効薬的なビジネスモデルはありません。
むしろ、手探りで進めば面白いコトにぶつかる、
という事だけがはっきりしてきた今日この頃。
BMC本部がある鉄道広告社二階は、BMCで使うには広かったので
使いたい人を募集しました。個室一つ、相部屋6ブース分。
オフィスとかに使うのかなー・・・?と思っていたけれど、
オフィスと住まい以外に何か場所が必要な面白い面々が自然に集まりました。
会議室を6つのブースに分けている右半分はこんな感じ。一番左はなにやら7月に雑貨屋さんがオープンするらしい。
まん中はライターさんのセカンドオフィス(?)兼たまり場
右はなんと軽音部。何十年続いてるねん?みたいな看板アリ。
今度社長室で「泊・唄声の港ツアー」というライブをするそうです。
社長室でライブてなんのことかと言うと、こんなこと↓※これはhitotoさん(後述)主催のライブの模様。
ちなみにブラインドをバックに立つのはKento FUNAYAMA氏と島津田四郎氏
この社長室はブラインドをクッと摘んで眉間にシワを寄せて外を見ることや、
深々と社長デスク&社長椅子に腰掛けて地球儀をカラカラと回すこともできる、
ほんまもんの社長室で、共有(※有料)スペースとしていろいろ使っています。
だいたい日曜日に行われているのは社長卓球。
おっとブースに戻りましょう。
左半分はこんな感じ。
左が「いまは、モロッコ雑貨屋」のnora。土日限定営業中。
まん中は映画専門古書店の駒鳥文庫、毎日お昼から開店中。
右はエキスポでカラフルな雑貨屋(だけじゃないなー)の猫リズム。
そして作業室を使っているのはギャラリー&イベントスペースhitoto。
次回の「わが家の実験展」にはBMCメンバーも参加申込していました・・・!
こちらももうすぐ社長室でライブ。今度はaCaeさんのライブだとか。
これだけ多彩だと「この指止まれ~」と声をかけた側としても絶句します。
空室を抱えたビルオーナーがみなさん仰るのは、
「どんな人が入りたいのかわからない」「ややこしい人に来てほしくない」
でも、ビルに個性があれば、
その中の「何か(わからんけど)」を共有する人たちが不思議と集まるもの。
ビルの魅力を信じて、「この指止まれ~」と言ってみることから始めましょう!
そんな今日この頃の鉄道広告社の二階。
ぶらりと遊びに来てください。
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おっと忘れてはならないわたし達のキオスクでは、
月刊ビルもお取り扱い中です!月~土(火を除く)14:00~19:00に営業中。
※月刊ビルはメールでも販売受付中です!
1 件のコメント:
いつも仕事中にこっそり拝見しています。
そしてニヤリとしてしまいます。
ダイビル大大阪でBMCのてぬぐいを購入し、高岡さんの「大大阪モダン建築」を手にしたのがきっかけでした。
応援しています!!
こんなコメントしていいのかわからなかったのですが、いちファンとして書き込んでしまいます。押忍。
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