先日開催された、船場まつり。
そのイベントのひとつとして、BMCメンバーでもある
建築家高岡伸一ガイドによる船場センタービルの散策ツアーが行われ、
BMCメンバーも個人的に参加してきました。
このビルは、1970年万博の年に生まれた930mの驚異的長さのビル。
上は高速道路、地下には地下鉄に挟まれた、冷静に考えるとすごい立地。
ただ、この巨大横長ビルをどう効率よく使い、活性化させるかが
これからの大きな問題でもあるのです。
散策ツアーでは、普段は立入禁止のビル屋上と上の高速の間に潜入。
すぐ上には高速が走っていて、その振動もさることながら
うっかりすると下の高速に落ちる危険性もあり、なんともスリリング。
窓サッシの継ぎ目、わかります?
これは老朽化した大きな設備機器を入れ替える手段として、
窓部分をくり抜いてクレーンであげて搬入。
その後、サッシを継ぎ直してガラスをはめ込んだ形跡です。
この時代のビルの魅力的な特長でもあるアールの窓ラインは
しっかり残してありました。よかったよかった。
手仕事の努力が光る写真。
このビルは外観がひたすらに茶色の小さな角タイルなのですが
窓や柱などにアールデザインが使われています。
その部分のタイルは、アールに合わせてカットされたタイルなのです。
こんな小さな細工に感動!これが1号館〜10号館まで続くのだから
本当にこのビルはただ者じゃないなと実感。
ビル内部も味わいのあるパーツが目白押し。
みなさまも船場センタービルウォーキングしてみてください。
いい運動になりますよ〜
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