喫茶店のおはなし。
せわしない現代社会に生きる私にとって
喫茶店は、現実逃避行の時間です。
カフェではなくて、喫茶店。
街中には溢れているけど、その風景が当たり前すぎて、
そのうえ静かな面持ちで街に溶け込んでいるもんだから
通り過ぎてしまっているかもしれない。
そういう意味では、私達が好きなビルとすごく共通してます。
内装、家具、食器、BGM、スポーツ新聞、よくわからん小物、店主。
モーニングの幸せなトーストにゆで卵。
喫茶店だから味わえるその空気感は、ゆるくてとても心地がいい。
にもかかわらずですよ
ビル同様、街では喫茶店の閉店が目立ちます。
街には、すでに閉店して暗く静まりかえった喫茶店もちらほら。
かわいい店看板もそのままに... 持って帰りたい。
近所の喫茶店もついこのまえ閉店してしまいました。
ああ、切ない。
ああ、もったいない。
日本のこの時代の流れは、なんとかならんのでしょうか。
心斎橋の『サザンクロス』。
30年ほど続いたこの喫茶店も、今月、閉店します。
こんなに素敵な内装なのに。
古きよき喫茶店をできるだけ残したいという思いが
日に日に強くなる、今日この頃。
[喫茶館 サザンクロス]
大阪市中央区西心斎橋1-1-1
06-6251-7621
3 件のコメント:
うそー!ここもなくなるの?
ここがだめならどこが大丈夫だと言うのでしょう・・・。
喫茶の閉店、ほんと激しいですね。「あそこまた今度行って写真撮ろう~」と思って次行ったら閉店してたって事ありました。
ここ、角地だけに地代凄そうですね。売上げとのバランスが悪いとか?あーそういうの考えると悲しいっすね。
今月閉店だからか、
こないだ行ったときはかなり混雑してましたよ。
こういう街中のど真ん中だからこそ、
安心できる場所として
ずっと続けてほしかった〜〜
でも現実は厳しいのですね...
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